(公財)日本テニス協会宛の意見書を提出しました。

私たち全日本男子プロテニス選手会は、この度、公益財団法人日本テニス協会に対し、ナショナルメンバーの選考基準に関する意見書を提出しました。

先般、日本テニス協会はナショナルメンバーの発表を行いました。
今回の意見書はその発表に対して直接異論を唱えるものではなく、日本テニス協会が発表しているナショナルメンバーの選考基準に関する意見です。
日本テニス協会が発表している「選考基準」(リンク先:公益財団法人日本テニス協会ウェブサイト「各種規定」)は、たとえば
【ナショナルチーム選考基準】
 ・世界ランキング
 ・将来性
という「要素」をあげているだけで、必ずしも具体的な選考「基準」を示しているものではありませんでした。

 日本を代表する選手の選考基準を明確にすることは国内競技連盟のガバナンスにおいて重要とされてきたことですし、何より、日本を代表するナショナルメンバーを目指して努力する選手たちにとってとても重要なことです。
 そこで、選考の要素をあげるだけではなく、具体的な選考基準を設定する基準の改良を要望しました。たとえば「世界ランキング」であれば標準となる世界ランキングの順位や日本人の中での順位を掲げること、「将来性」であれば年齢の基準やある年齢におけるランキングや実績などの基準を設けること、今の基準のほかにも大会実績を基準として設けること、などの提案をしました。
 そのほか、選考の理由を発表するなど選考基準の運用を透明化すること、メンバーの選考と同様に協会側の委員やスタッフも随時見直しをすることなども要望しました。

 今回発表されたナショナルメンバーにも、当選手会の所属選手が多数含まれています。私たち選手会は、日本テニス協会と共に、より透明で互いに緊張感のある、強いナショナルチーム作りの一端を担っていきたいと考えています。

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